サウナと野球と時々カメラ

意識の低い政治学徒だった人の日記。週末サウナー。

奨学金を完済したらお金が返ってきた話

 筆者は大学〜大学院にかけて、日本学生支援機構奨学金を借りていた。ちょっと前だが、大学院の分の奨学金を完済したら、思いがけずお金が返ってきたので、その話を記事に書いておきたい。

借りてきた奨学金

 学部〜大学院に行くのに、日本学生支援機構から以下の金額を借りていた。

学部

日本学生支援機構の第2種奨学金(有利子)で50,000円/月×48か月=2,400,000円
※うち104,352円を機関保証料として4年次に振り込み*1

返済額は14,518円/月で、最終返済日は2030年9月27日の予定だ。
ちなみに年利は1.08%だった。

大学院

日本学生支援機構の第1種奨学金(無利子)で88,000円/月×24か月=2,112,000円
※うち3,593円×24か月=86,232円が機関保証料として天引き

大学院は無利子かつ成績的に半額免除となったので、返済額は1,056,000円。
返済額は12,571円/月で、最終返済日は2022年9月27日の予定だった。

 このうち、独身寮にいた時代に貯め込んでいた分と、その年の夏の賞与を8割方突っ込めば大学院の分は完済でき、毎月の返済の負担が減ることから、まずは大学院の分を完済してしまうことにした。

完済したらお金が返ってきた

 有利子の奨学金を完済したら利子を余計に払わなくて済む分、返済総額が減ることは理解していたので、本来は学部の奨学金を返してしまいたかったのだが、毎月の返済総額を減らすことを優先して無利子だった大学院の分を返済することにした。

 完済後に日本学生支援機構から「奨学金返済完了のお知らせ」という葉書が届いて、これで満足していた。そうしたら、1か月後ぐらいに、財団法人日本国際教育支援協会というところから封書が届いた。開封してみると、書面には「保証料返戻通知書」とある。読むと、繰り上げ返済したことによる保証料の返戻があるのだとか。その額なんと61,545円。大学院の保証料の総額が86,232円だから、7割強が戻ってきた計算になる。

 どうやら、毎月払っていた保証料は、借りていた総額の2,112,000円を完済するまでの期間の保証料なのだそうである。繰り上げ返済して保証する期間が短く済んだため、保証しなくて済んだ期間の保証料は返戻してくれるのだとか。7割強が返ってきたということは、本来保証するべき期間の3割弱で完済してしまったということらしい。ともかく、早期完済してしまったことで、思わぬ臨時収入が入ってきたのである。

 というわけで、機関保証の奨学金を繰り上げ返済したらお金が戻ってきたお話でした。繰り上げ返済の体験談などないかと思って、完済前に少しgoogleで調べてみたものの、お金が戻ってきた話はあんまり見当たらなかったので、1年前のことを思い出して書いてみた次第。

 もちろん、生きていく上で必要な貯蓄はあると思うので、返済してもしばらく生きていける分ぐらいのお金は残しておいた方がいいものの、返せるなら返してみる方がいいかもしれない。学部の分を今前倒しで完済すると貯蓄がなくて死んじゃうのだけど、こちらもお金が貯まってきたら繰り上げ返済してしまいたい。

*1:高3時点で祖父を保証人とした人的保証として申請したのだが、祖父は保証人として適格でなく、その他に保証人がみつからなかった関係で、申請後に機関保証に変更せざるを得なかった。どうやら途中から機関保証に変更すると、保証料が天引きされないらしい(2009年時点。今がどうかは知らない)。そのため、4回生の2月に財団法人日本国際教育支援協会というところに、保証料として2,174円/月×48か月=104,352円を振り込んだ。