サウナと野球と時々カメラ

意識の低い政治学徒だった人の日記。週末サウナー。

サウナは万能薬なのか?

 コロナ自粛が続いてストレスが溜まっている。5月末に彼女と会う予定が飛んでしまって癒しがなくなり、6月の頭に仕事で無用な調整をせざるを得なくなった結果、ストレスに耐えきれなくなってしまった。我ながら恥ずかしい話ではあるのだが、仕事中からイライラして貧乏ゆすりがやめられず、とてもではないが飯を作る余裕もなく、帰る道すがら行きつけのお弁当屋さんで弁当を買ったはいいものの、食べようと思って開けた割り箸がうまく割れずにブチ切れてしまい、思いっきり床に割り箸を投げつけたところで我に返った。これはやばい。

 ということで、金曜日に有給を使うことにした。土日に多くの人が集まりそうなサウナでも、平日有給ならそこまでコロナの心配をせずに行くことができるのではないかという思惑もあり、スカイスパYOKOHAMAに行くことにした。

 実に3か月ぶりのスカイスパである。久しぶりのサウナでしっとり蒸され、よく冷えた水風呂に沈み、椅子に腰掛ける。久しぶりのサウナで、手足がビリビリして心拍数も上がるのだけど、正直思ったほどの波は来なかった。確かに気持ちいいのだけど、スカイスパってこんな感じだっけ、という違和感は残ってしまった。

 変わって日曜日。依然として彼女とのやりとりがうまく行かず、心が落ち着かない状態が続く。家にいても落ち着かないので、急遽サウナを目指すことにする。県内で、あまり人が集まらなそうなところ。送迎バスの運行が中止になっていると聞くし、ヨコヤマ・ユーランド鶴見か。いやしかしサウナ復帰直後で関東最冷の水風呂は体がついていかないのでは。じゃあ並んでいるが行ったことはないおふろの国にしてみようか。ということで、鶴見駅から路線バスに揺られ、井上皇帝のお膝元ファンタジーサウナ&スパおふろの国への入国と相成った。

 一通り体を洗ってから湯船で体をあたため、満を持して高温サウナに入り、最上段に腰掛ける。8分でギブアップして水風呂に沈む。露天に移動して椅子に腰掛ける。手足は少しピリピリするものの、やはり期待していたほどにはテイクオフできない。普段であれば、首も脱力した状態でしばらく休憩し、そこから首を座らせると、堰き止められていた血液とともに頭に快感が流れ込んでくる感覚があるのだけど、なぜか入ってこない。その後も何セットか繰り返してみたものの、思うような恍惚感は得られなかった。あまり思い悩みすぎている状態だと、心を解放しきれなくて、ととのいきることができないのかも知れない。

 ということで、不完全燃焼のままおふろの国からの帰国となってしまったのだけど、最終的に地元に戻ってきて久しぶりに訪れた中華料理屋で食べた茄子と海老の味噌炒めがサウナ後の体に染み渡ってくれて、少し気分が回復してくれた。サウナで直接気分が回復するわけではなかったとしても、サウナへの往復やサウナ飯も含めてみるとやはり薬ではあるのかもしれない。

早くコロナが終息して、気兼ねなくサウナに行ける環境になってほしいと思う。