サウナと野球と時々カメラ

意識の低い政治学徒だった人の日記。週末サウナー。

ランニングの記録アプリをRuntasticからRunGapに乗り換えた話

 実はひっそりとランニングをしている。相当サボっていたものの、最近本当に運動していなくて良くないことをようやく自覚したので、再開した。

 ランニングの記録は、大学院生の時からiPhoneに入れていたRuntasticを使っていた。これはスマートフォンGPS機能を使って走った距離や速度、時間などを管理してくれるアプリで、だんだん走れる距離が伸びていくのが楽しくて、ランニングが習慣化するために一役買ってくれたいいアプリだ。

 ただ、iPhoneのバッテリが劣化してくると、長時間走れなかったり、走る前/走った後にどこかに出かける用事がある場合など、バッテリ容量が足りなかったりしてきたので、2015年の冬のボーナスでsuuntoのAmbit3というランニングウォッチを買っていた。これにサクッと乗り換えてRuntasticとはおさらばかなと思っていたのだが、ちょっとした落とし穴にハマってしまった。それは、Runtasticで記録したデータを、Ambit3で記録したデータを閲覧するためのアプリMovescountに移行できなかったのである。MovescountのデータをRuntasticに取り込むことはできても、RuntasticのデータはMovescountに移行できなかった。確か仕様の問題でできなかったような記憶がある。

 MovescountのデータをRuntasticで見られるならそれでええやん、と思う人もいるだろう。自分も最初そう思っていたのだが、確かMovescountからRuntasticに取り込んだデータは、距離・時間・速度といった基本的なパラメータがうまく取り込まれなかったのだ*1。ということで、せっかくのボーナスで買ったAmbit3もほとんど使わず、結局Runtasticにせざるを得なくなったものの、バッテリが持たないとかなんとかであまり走らなくなってしまった。

 それが久しぶりに引き出しからAmbit3を発掘し、あらためてRuntasticのデータを移行できないか調べ直してみたところ、suuntoのウェブサイト上でRunGapというアプリが案内されていて、これを使えばRuntasticのデータもMovescountのデータも一元管理できそうだったので、使ってみることにした。
www.suunto.com

RunGapでのインポート

 RunGapは20以上のサービスで記録したワークアウトのデータを一括して管理できるアプリとのことである。ダウンロードしたら英語版しかなかったようでちょっと困惑したものの、記録の管理ぐらいはそんなに難しい英語は出てこないだろうと覚悟を決めて、使ってみることにした。
www.rungap.com

 ダウンロードしたらアプリを起動して、画面の左上からメニューを開き、「TOOLS」→「Accounts & Settings」をタップすることで、インポートするサービスを選べる。ここから「Suunto Movescount」や「Adidas Runtastic」を選んでログインすれば、自動でデータを同期してくれた。同期は簡単で良い。

 最初は「Accounts & Settings」の中で「Runtastic」を探していたのだけど、Rから始まるサービスの中に見慣れた青いアイコンがなく、Runtasticは連携できないと思い込んでしまった。なんとか取り込めないかと考えた結果、RuntasticからiPhoneのヘルスケアにデータを読み込んで、ヘルスケアのデータをRunGapに取り込んでいたのだけど、これだとGPSデータを取り込んでくれないため、地図上の走行ルートが見えなくてがっかりしていた。しかし、よくよく見たら「Adidas Runtastic」という緑のアイコンがあり、ここからRuntasticのアカウントでログインしたら同期することができた。どうやら、2019年に正式名称がRuntasticからAdidas Runtasticに変わっていたらしい。iPhone上で名称もアイコンも変わっていなかったので、全然気づかなかった。

変わったこと/変わらないこと

 Runtasticでは走行ルートを地図上に示す時に、走った速度を色の濃淡で示してくれたので、どのあたりでスピードが出て、どのあたりでバテたのかがわかるようになっていたのだが、RunGapに取り込んでしまうとそういう情報は捨象されてしまうらしい。ただ、個人的にはそういう情報はあまり見ていなかったので、大きな変化ではなさそう。

 それ以外だと、Runtasticの時は週/月/年ごとにワークアウトを区切って表示することができて、月間何km走ったかが分かりやすかったのだけど、iPhone版RunGapではActivitiesの画面を横に向けて表示される棒グラフでしか見ることができない模様。数値で何kmという表記はされないので、過去と比べて増えたか減ったかがおおまかにわかるという感じになりそう。これは使ってるうちに慣れるしかない。もしかしたら見る方法があるのかもしれないので、ちゃんと英語で使い方を読まないといけないかも。

*1:かなり前の記憶なので曖昧なのだが、確かこれら3つのパラメータのうちどれかがうまく連携されずによく分からない数字になっていたはず。今Runtasticを見返すとそういうデータはないのだが、変なデータは消してしまったからかもしれない。