サウナと野球と時々カメラ

意識の低い政治学徒だった人の日記。週末サウナー。

リモートワークと外出自粛でストレスが発散できなくてつらい話

 たまたま、週間はてなブログのページを見ていたら、「#おうち時間」というお題が出ていたので、最近考えていることと近そうだったので、書いてみることにした。在宅勤務が始まって自宅に滞在する時間がめちゃくちゃ伸びたのだけど、ストレスが溜まってしんどいので、供養する意味で文章にしてみたいと思う。

リモートワークとコミュニケーション

 緊急事態宣言が出てから、僕が勤めている会社も部分的にリモートワークが始まった。うちの会社では、4月に入ったぐらいに「モバイルPCが与えられて社内のシステム類にもアクセスできるとすれば、あなたの仕事は何割ぐらい在宅でできそうですか?」というような意見照会が行われた。このとき僕は、なんだかんだ週3〜4日ぐらいならリモートワークできるんじゃないかな、なんていうことを漠然と考えていて、課内の他のメンバーも必ずしも出社しなくてもある程度仕事ができるという認識を持っていたらしく、うちの部署は緊急事態宣言が出た直後からリモートワークを始めることとなった。その結果、週1回程度の出社を続けつつ、ゴールデンウィークに突入した。

リモートワークで仕事は減った

 リモートワークの初日は、いつもと違う自宅での仕事やモバイルPCの小さい画面に戸惑いながら、なんだかんだ1日を通して仕事に専念することができた。ところが、2週間目に入ったぐらいから、徐々にやることが減ってきたことに気づき始めたのである。なぜだろうか?

 思いついた一つの理由は、リモートワークだと上司や同僚が近くにいないので、小さな頼まれごとが発生しなくなったことである。毎日出社して席にいれば、上司も「ちょっとこれいいかな?」と気軽にお願いしやすいのだろうと思うし、自分も部署内最年少なので雑務を拾うことは意識しているため、「誰もやらないけどこれはやっておいた方が良さそうだな」というようなことに気が付いたら、意識的に引き受けるなどしていた。ところが、リモートワークで物理的に離れたことで、上司もお願いするために払うコストが増えてしまったのか、僕に回ってくる頼まれごとがなくなった*1。さらに、他の人が困っているところを目にすることもないので、「次から困らないように改善策を考えよう」みたいなことを考える業務改善のきっかけもなくなってしまった。こういった細々した本業ではない仕事に気を取られることがなくなった結果、自分の仕事に専念できるようになったというのが1つの真相ではないかと思う。上司としてみれば、普段なら気軽に僕にパスできた雑務を自分でこなさざるを得なくなっているかもしれない*2

リモートワークでストレスは増えた

 他方で不思議なことに、僕の仕事が減った割にストレスは増えたのである。その理由は、業務中の雑談がなくなったことにあると思う。

 仕事をしていればストレスはつきものである。思わぬトラブルであったり、依頼していた仕事が締め切りまでに帰ってこなかったり、色々な調整ごとがうまくいかなかったりする。そんな時、出社していれば、隣の席にいる同僚や上司に愚痴のような雑談のようなとりとめのない話をすることでガス抜きができたりするし、他人の愚痴を聞いて「そういえば僕もこんなことがあったんですけどね・・・」的な感じで乗っかって、自分が受けたストレス話を供養することもできる。しかし自宅で一人で仕事をしていると、さすがにわざわざ上司に電話して愚痴を言うわけにもいかないので、受けたモヤモヤがしばらく自分の中に残ってしまうのである。雑談のストレス発散力というのはあなどれないのだな、と痛感している。

 また、出社している時であれば、帰り道にサウナに寄ってストレスを水風呂に沈めてきたり、たまたまロッカーで会った同僚と飯を食いに行ったり、数駅分歩いて心を落ち着かせてみることもできる。ところが自宅で仕事をしていると、終業した瞬間に自宅にいるので、帰り道に行う類のストレス発散ができないのである。別に自宅でも本を読んだり動画をみたりストレスは発散できないことはないのだけど、ストレスを発散する選択肢が著しく減ってしまったため、仕事のストレスがいまいち消化しきれずにいるのである。

外出自粛でストレスが発散できない

 平時であれば、彼女と出かけるなりサウナに行くなり野球を見に行くなりカメラを持って出かけるなり、休日にストレスを癒す方法はたくさんあるのだけど、今はできないもしくはしない方が望ましいことばかりで、思うようにストレスが発散できない。サウナの代わりに自宅の風呂で汗を流したり、ランニングや散歩で体を動かしたりしているけど、おうち時間をもっと楽しめるようにならないと、遠からぬうちにパンクしてしまうような気がして、結構怖い。本当は、しんどい時でも楽しく過ごせるようにいろいろネタを考えられればよいのだけど、なかなか思考がポジティブにもなってくれなくて頭を抱えてしまう。

 一人暮らしだと家族と話すこともないので、本当にコミュニケーションをとることができない。早くみんなとワイワイできるように戻って欲しいと願いつつ、自宅で充実した一人暮らしライフを送るためのネタを求めて、#おうち時間のお題を眺めることにする。

*1:出社していれば「ちょっといい?」でお願いできた内容が、わざわざ電話をかけるなりメールなりを打たねばならないので、不急の仕事をあえて今パスするインセンティブが減っているのだと思う。

*2:急ぎではないがやっておくといずれ楽になるという仕事が僕に落ちてきているだけで、パスできないならそれはそれで困っていないのかもしれない。