サウナと野球と時々カメラ

意識の低い政治学徒だった人の日記。週末サウナー。

【サウナ探訪4】横浜・スカイスパYOKOHAMA

 ちょいちょいサウナには行っているものの、なかなか書く時間を取れない。今回は、土曜出勤の後に突撃してきた横浜を代表する良サウナ、スカイスパYOKOHAMA。実はこれが3回目の訪問だったりする。過去2回のスカイスパがあまりにもよくととのうので、今回は入る段階で回数券を買い求めてしまった。
 料金は一般入浴で2,370円だが、公式ウェブサイトで公開されているクーポンを使えば2,100円になるらしい。スカイスパのサウナ飯には定評があり、チゲ鍋がとてもおいしかったので、同じページにある鍋スパセットのクーポンを使って2,980円で入って、一通りととのったあとにチゲ鍋をいただくのがとてもオススメ。

サウナの主な構成

 スカイスパのサウナはフィンランド式ドライサウナ*1とスチームサウナの2室構成。スチームサウナの入り口前に、えらく勢いのある冷水機が設置してある。

フィンランド式ドライサウナ

サウナ室の全体像

 スカイスパのメインとなるのが、20人ほど入れる2段組のドライサウナ。入って右手は2段目の奥が深くなっており、寝転びサウナが体験できる貴重なスペースとなっている。
 ここの特徴は、サウナ室に大型の窓があり、横浜の景色が見られることである。筆者は夜しか行ったことがないけれども、このサウナ室自体が14階に位置しているため、高い位置から横浜の夜景を見ることができる*2。窓際にも切り株のような椅子が2つ設置してあるので、感情を無にしながら夜の横浜を眺めて心を落ち着かせることができ、非常によい。
 また、スカイスパはアウフグースの際にアロマオイルを混ぜた水をサウナストーンにかけるため、サウナ室にほんのりアロマオイルの香りがただよっているのが特筆すべき点としてあげられる*3。このアロマオイルは日によって変わるようで、行く度に違う香りのサウナに入ることができる。確かサウナ室の扉に本日のアロマが書いてあったはず。
 それから割と珍しいことに(?)、サウナ室にテレビが設置されておらず、オルゴールの音だけが流れているので、割と静かな環境で心おだやかに汗をかくことができる。テレビがなくてオルゴールが流れていると言う点では、新橋アスティルに似ているかも。個人的にテレビのない静かなサウナが好きなので、この点は高評価。
 ちなみに、ここのサウナに設置してあるのはよくあるアナログ12分計ではなく、デジタルの10分計だったりする(デジタルの10分計というよりは、デジタル時計の分の単位を1桁しか表示していないイメージ)。
 サウナ室の温度は概ね82℃前後。ただし、後述のアウフグースの前はサウナ室のドアを開け放して空気の入れ替えを行うので、気温が下がるはず。

ロウリュ・アウフグース

 男性用サウナでは、12時以降に1時間に1回のペースでアウフグースのサービスが行われている。通常のアウフグースの場合は、ロウリュ→アウフグース→個人に熱波→ロウリュ→アウフグース→個人に熱波→熱波おかわりの流れだったと思う。
 この他に、1日に数回エクストラ・アウフグースというイベントを行なっている*4。エクストラの場合は、ロウリュ→アウフグース→個人に熱波が1セット多かった気がするのに加え、何回目かのロウリュが氷水だったので、徐々に湿度が上がって行く方式になっている。また、エクストラアウフグースの時は、サウナ室内の温度・湿度が下がるのを防止するため、途中入室・途中退室が禁止されているのだとか。入室前にしっかり水分補給しておくこと推奨である。ただし、エクストラアウフグース後はコップ1杯の麦茶をいただける*5

水風呂

 スカイスパの水風呂は16℃前後のよく冷える仕様。深さはそこまでなく、座っても肩が出てしまうぐらい。最大7〜8人ぐらいだろうか。この規模なので、アウフグースの後は満員で、水風呂待ちをしたりする*6。しかし、よく冷えていて120秒も入って入れば手足の先がしびれてくるので、いつも120秒を目標に水風呂に入っている。

休憩場所

 スカイスパは場所がビルの14階ということで、外気浴は残念ながらできないのだが、浴室内にデッキチェアが10脚ほど設置してあるので、そこに腰掛けて休憩することになる。そのうち2脚は窓際に設置されていて、運良く空いていればサウナ室から眺めていたのと同じ横浜の風景を見ながらととのうことができる。夜景もいいのだが、泊まった次の日などに朝ウナを堪能した後なんかでも最高なのではなかろうか*7

感想

 横浜駅直結という超絶アクセスの良さに加えて、静かで癒されるサウナ室、冷たすぎずしっかり冷える水風呂、十分な数のデッキチェアと非の打ち所がない良サウナであることは間違いなし。もう少し水風呂が深ければ…などと思うこともあるが、スカイスパがこれ以上いい施設になってしまったら財布がスカスカになってしまうので、このままであってほしい。いずれにせよ、神奈川県内で有数の良サウナなので、全力でオススメしたい。

*1:我らサウニスト(敢えて作者リスペクトのためにこう書いてみる)にとってのバイブル、タナカカツキ(2016)『マンガ サ道〜マンガで読むサウナ道①〜』講談社の一番最初の章で、作者と偶然さんが入っているのがスカイスパYOKOHAMAのドライサウナである。

*2:座る位置によっては日産の本社ビルが目の前に見え、夜に行っても電気がついていたりするので、「あぁ、残業してるのね…」と複雑な気分になることもある。

*3:他にアロマオイルを混ぜているところといえば、神戸サウナ&スパだろうか。

*4:アウフグースの時間は公式ウェブサイトを参照されたい。

*5:無論足りないので、その後冷水機でゴクゴクと水を飲むことになるのは言うまでもない。

*6:実際、筆者もエクストラアウフグースの後に入れず1〜2分待ちぼうけしたことがある。

*7:残念ながら筆者は朝ウナしたことがないのだが、いずれ朝ウナするためにスカイスパに泊まってみたいと思っている。